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      H20/8/14更新
きび診療所での各種イベントの紹介 No.01
 

平成20年7月28日(月)、30日(水)に行われた
第1回 糖尿病教室 の様子をご報告します。


@ 自己血糖測定器の説明、グリコアルブミン・HbA1cの説明
 
 
【説明担当者 I から一言】
 この度、第1回目 糖尿病教室開催にあたり、自己血糖測定器の説明と血糖・HbA1c・GA(グリコアルブミン)の検査について、お話しさせていただきました。

 普段検査している血糖・HbA1c・GA(グリコアルブミン)とはいったい何だろう?よく分からない??といった疑問にお答えすべく、簡単ではありますが説明させていただき、また、自己血糖測定器については、実演をまじえて説明し、皆様がお食事を終えられた後で、実際測定をしてみました。

  きび診療所としては記念すべき1回目、そして私自身も初体験となった糖尿病教室で、ドキドキ緊張の連続でしたが、参加してくださった皆様がその緊張をときほぐしてくださり、沢山の質問や体験談、患者様同士の意見交換等、とても楽しく充実した時間を過ごさせていただきました。
  私自身もとても勉強になり、いい経験をさせていただき、本当にありがとうございました。

A 食事会
 
 


  季節の味、季節の素材、高知の味を楽しめるように、お品書きを作り、料理のポイントもお話しさせていただきました。

 また、皆さんが普段どのようにお食事をされているのかなど、ゆっくりとお話をうかがうことができました。

  今回は、きび診療所で育てているきびゴーヤをきんぴら風にアレンジして、皆さんに食べていただきました。

   
B 栄養と食事についてのお話し
 
 今回の食事会のテーマは「食事量の目安を知る」というものでした。
  5〜7名の参加者で和気あいあいとした雰囲気の中バイキング形式で行いました。食事の目安量は1人前(約400kcal)を盛った見本をみてもらい普段食べている量と比較してもらいました。今回の食事会は実際の食事を見て食べたことで食事の目安量を知ることができたようです。
 
 
<食事会で飛び交っていた食に関する話>
【質問】
  寿司、ピーナッツは血糖値が上がりやすいけど・・・注意点は?

【管理栄養士からのコメント】

 寿司は酢を使うところはよいのですが、意外と砂糖が入っていてカロリーが白ごはんの1.2倍くらいあります。

血糖が上がりやすいのは
  砂糖が入っていること、
  具にもカロリーがあること、
  味付のごはんは食べ過ぎてしまいがちなこと などが考えられます。


 ピーナッツは脂を多く含みカロリーが高めなのと、食べ過ぎてしまいがちなので血糖が上がりやすい食品です。
  1日に(15g(約10粒)=ご飯で茶碗に半分位のカロリー)が限度となります。また10粒全部食べてしまうと朝、昼、夕の食事で油の制限が必要になります。
今回は参加者から「ピーナッツは食べる量を決めてお皿に出して食べる」「市販の寿司を買ってきたら白ご飯を混ぜて食べるとよい」など貴重なアイデアも聞くことができました。

寿司もピーナッツも量に注意して食べましょう。

【質問】
  玄米は糖尿病によいのか?

【管理栄養士からのコメント】

 玄米と白米では玄米の方が食物繊維がおおいです。

血糖値の上昇はゆるやかになりますがカロリーは白米も玄米もあまりかわりません。玄米だからいくらでも食べてよいということにはならないです。

  玄米とまではいかなくても精製度が低ければ低いほど食物繊維は多くなりますので自分がおいしいと感じるぎりぎりまで米の精製度を落としてみるのはよいですね。


【管理栄養士から一言】
 人の体は食べたもので作られています。なので適量をバランスよく規則的にそして楽しく食べていくことが大切です。食べることは一生続きます。食事療法も一生です。息切れせずに続けていける方法を一緒に見つけていきましょう。それが継続できるように援助していきます。

 今回のような貴重な経験をさせていただいたことに感謝します。また至らない点も多々あったかと思いますが参加していただいてありがとうございました。

 
 
   
 

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