@ 検査の話し
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● 糖尿病とは。要因、原因、疫学について
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世界でも増加し続けている糖尿病は、生活習慣の乱れが発症の要因となっており、インスリンの作用不足を引き起こし、糖尿病を増加させ続けています。
日本では、都会に比べ地方のほうが糖尿病患者が多く、それは公共交通機関が発達していないマイカー頼みの生活が運動不足となっているのも要因の一つと言われています。 |
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●糖尿病の定期検査
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血糖、尿糖、ヘモグロビンA1c、グリコアルブミンは何を調べているのかを説明しました。
合併症の進展を防ぐためにも、定期検査は重要であることを学習していただきいました。 |
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●食後の血糖値を測定 |
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A 食事療法を実践した患者さんの話
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きび診療所に通い始めて、血糖などの値が良くなった患者さんに、普段の生活や食事での注意事項や気をつけていることをお話ししていただきました。
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B 食事会 |
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今回はバイキング形式の食事会で、自分に必要なカロリー分の食品を取り分けられるかどうかを確認してもらいました。
<メニュー> ・豆ご飯
・和風ロールキャベツ
・野菜のマリネ
・和風スープ
・小夏のゼリー
食事はおいしい♪と好評でした。参加者の方には料理のレシピをお渡ししました。レシピをご希望の方はスタッフまでお申し出下さい。
一口メモ:
豆は意外と高カロリーで炭水化物も多いです。豆ごはんの食べすぎには注意しましょう。
和風ロールキャベツの具に木綿豆腐を混ぜ込むことで、カロリーを抑えたボリュームのある料理に仕上がりました。
小夏のゼリーは、今が旬の甘い小夏を利用することで、砂糖控えめでさっぱりした味に仕上がりました。
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C 糖尿病について
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食べ過ぎ、運動不足によって肥満となり、インスリン抵抗性(インスリンの効果が悪くなること)によって糖尿病が発症し、やがて、インスリンが不足になり、痩せていくことを、スライドで簡単に説明しました。
適度な食事と運動によってインスリン抵抗性を改善する事が重要です。
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D 栄養と食事についてのお話し |
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今回は、
自分の適性摂取エネルギーを知る
ことを学習しました。
あなたの適性摂取エネルギーは? |
まずは自分の適性摂取エネルギーを知ることです。その為には、自分の適性体重を知りましょう。
適性体重=身長(m)×身長(m)×22
※たとえば身長160cmの人なら、1.6×1.6×22=56.3kgとなります。
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次は、自分の生活を見てみましょう。あなたはA〜Dのどれに当てはまりますか?
A(25〜30kcal) |
日常生活の中で、散歩や買い物に行くなどで1時間程度歩く以外は座って過ごすことが多い。 |
B(31〜35kcal) |
日常生活の中で、散歩や買い物に行くなどで2時間程度歩く以外は座って過ごすことが多い。 |
C(36〜40kcal) |
Bの人で、1時間程度のトレーニングや運動を行っている。 |
D(41〜45kcal) |
重労働で、かつ1時間程度のトレーニングや運動を行っている。 |
自分の適性体重にA〜Dのエネルギー(カロリー)を掛けた数値があなたの適性摂取エネルギーです。
あなたの適性摂取エネルギーは |
→ |
体重(kg)×A〜Dのエネルギー(kcal) |
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※たとえば適性体重が56.3kgでAにあてはまる人なら、
56.3×30=1689kcal となります。 |
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カロリーさえ合っていればどんな食べ方をしてもいいの? |
☆食事のポイント1
●腹八分目とする。
●食品の種類はできるだけ多くする。
●脂肪は控えめに。
●食物繊維を多く含む食品(野菜、海藻、きのこなど)をとる。
●朝食・昼食・夕食を規則正しく。
●ゆっくりよくかんで食べる。
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☆食事のポイント2
●主食(糖質):ごはん パン 麺 等 →1つ
●主菜(タンパク質、脂質):肉 魚 卵 大豆 等 →1つ
●副菜(ビタミン ミネラル):野菜 きのこ 海藻 等 →2つ以上 |
☆大事なのは・・・
@ 質 : 何を食べるか
A 量 : どれだけたべるか
Bタイミング : いつ食べるか です!!
摂取エネルギー |
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消費エネルギー |
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↑ 食べ方によって影響を受けるという事。 |
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【管理栄養士から一言】
自分が口に入れるものに対して興味を持った時点から、食事に対する意識の変化が始まっています。次は行動にうつしてみましょう!
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【第8回 糖尿病教室参加人数】
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実 施 日 |
参加人数 |
第8回 |
平成21年5月23日(土) |
10人 |
前回に引き続き、今回もたくさんの方にご参加いただきました。
ありがとうございました。
今後も、多くの方々の参加をお待ちしております。
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