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H22/2/4更新
きび診療所での各種イベントの紹介 No.16
 

平成22年1月19日(火)に行われた
第12回 糖尿病教室 の様子をご報告します。



今回の教室は、同じ病気を考える患者さん同士の交流の場として
《体重のコントロール》
を知るために、食事つきの糖尿病教室を行いました。


@ 検査の話し
● 糖尿病について知ろう! ●ヘモグロビンA1c(AbA1c)って何?
と題して、ヘモグロビンA1cの値について、そして値が高いとどうなるのか?という内容の話をしました。
是非、検査結果を日常生活に反映し、良好な血糖コントロールを保っていただきたいと思います。






 
 

A 食事会
 

今回は体重コントロールに効果的な食物繊維の多い食事を取り入れてみました。

<MENU>

  ごはん
  グリルチキン黒胡椒風味
  小松菜と里芋のサラダ
  コンソメスープ
  ブラウニーりんご添え



食事は野菜を多く使っているので、ボリュームのある食事になっています。参加者の方には、今日のメニューが載った小冊子をお渡ししました。レシピをご希望の方はスタッフまでお申し出下さい。

 
B 糖尿病について。医師の話し


  糖尿病の方の多くは肥満、高血圧症、脂質異常症(高脂血症)を合併し、所謂、メタボリックシンドロームの状態の方が多く、糖尿病や上記3つの病気が全て合併すると33倍にも動脈硬化による心筋梗塞が増加します。
  これを防ぐためには、食べ過ぎ、運動不足による最初に起こる肥満を防ぐ必要があります。糖尿病だけの食事運動療法と考えず、心筋梗塞や脳梗塞などの動脈硬化による疾患にならないために、食事運動療法を頑張りましょう。

C 栄養と食事についてのお話し
 


 食べすぎた、太ったといって、一気にボリュームやカロリーを落とすと満足感、満腹感がなく物足りなさを感じます。そうなる事で過食につながり、血糖値も悪く、体重もリバウンドしやすいので、適量を知って食べるのが大切です。また、どんなものを食べるのかにも注意してみて下さい。
  食物繊維を多く含む野菜、海藻、きのこ類を摂ると満腹感を感じ、また食後の血糖上昇を緩やかにしてくれるので、カロリーダウンを指示されている方、減量したい方は意識的に摂るようにしてみて下さい。他にも食物繊維には、腸の掃除をしてくれるコレステロールを吸着して排出してくれる等の効果もあります。
  食事を味わいながら規則正しく摂ることは、筋肉での糖の利用が活発になるので、食後1時間後の運動もおススメです。

【管理栄養士から一言】
冬は甘味を感じる野菜が多くなります。
根菜野菜、芋類等はよく噛むことで甘味を感じます。
調理の際は砂糖を少し控え、食材の甘味を感じてみてはいかがでしょう!
 


【第12回 糖尿病教室参加人数】
 
実 施 日
参加人数
第12回
平成22年1月19日(火)
2人

急な開催にも関わらず、ご参加いただきましてありがとうございました。
今後も、多くの方々の参加をお待ちしております。

きび診療所で行われる各種行事のお知らせは、これからも
きび通信、高知新聞、ホームページ等でご案内していきます。

 
 
   
 

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