安全で確実な医療を行い、患者さまに満足いただける診療所
   
H22/5/31更新
きび診療所での各種イベントの紹介　No.21
  

平成２２年５月１８日（火）に行われた
第１６回　糖尿病教室 の様子をご報告します。

今回の糖尿病教室のテーマは、
《間食の取り方について》

ついつい間食をしてしまう、間食をやめられないという方に
食事との調整の仕方、取り方を知ってもらうために、
食事つきの糖尿病教室を行いました。

①　検査の話し
　本日の検査の話しは・・・
　　　　 ①尿の回数（排尿回数）について
　　　　 ②尿の量（１日尿量）について
　　　　 ③尿の色調について
　をスライドを使用して勉強しました。

　糖尿病は自覚症状が乏しいため、定期検査はかかせません。
　その中でも大切な尿検査。
　自分のおしっこをチェックしてみましょう♪
【患者さんからの質問】
　自分で尿に糖が出てるか調べてみたいですが、尿試験紙はどこで購入できますか？
＜回答＞
　種々様々の尿試験紙がありますが、尿糖のみ調べる試験紙には３０～５０枚入りで１０００円前後で、お近くの薬局・薬店で購入できます。　
　毎日の生活に無理がないか、また食事療法がうまく管理できているかなどが、尿に試験紙をつけるだけで、簡単にご自宅で調べることができます。






　
②　食事会、栄養と食事についてのお話し
 


今回の昼食は・・・
＜MENU＞　

　おからバーグ
　竹輪とごぼうの炒め煮
　茄子の中華風和え物
　小夏
　ごはん（110g）



　 レシピをご希望の方はスタッフまでお申し出下さい。


　 今回は「間食について」勉強してみました。

　 間食＝おやつと思いがちですが、病院で出される間食と家庭での間食は、実は「解釈」と「とらえ方」が違います。

ですが、生活の周りにお菓子はたくさんあふれています。


　本来は嗜好品なので食品交換はしないのですが、食べる機会も多いので、「これくらいなら・・・」という量を下記に示してみました。

　すべて８０キロカロリーです。（おおよその目安です）
食　　品
重さ
カロリー
量
チョコレート １５ｇ 80kcal 普通サイズの板チョコ　5分の1
ポテトチップス １５ｇ 80kcal 5本の指先で軽くつかめるくらい
菓子パン ３０ｇ 80kcal 普通サイズ　2分の1
和菓子 ３５ｇ 80kcal 草もち、きんつば等　3分の2
ショートケーキ ４０ｇ 80kcal 普通サイズの　3分の1
アイスクリーム ４０ｇ 80kcal カップ　3分の1
ゼリー １００ｇ 80kcal 1個

　この表をみると満足のいく量は食べられませんね。
　まんじゅうを３分の２食べて残すことは難しいと思います。

そこで、自分自身ができるお菓子との付き合い方を探してみましょう。
たとえば・・・
○　お菓子を食べた後の調理方法をかえる。
　　　　　　（　揚げ物→焼き物、　煮物→蒸し物等　）
○　間食を１食分に組み入れ、ご飯が多いかな？おかずが多いかな？と調整する。
○　あらかじめ「今日のおやつはこれくらい」と決めて、それを夜以外の時間に自由に食べる。
○　お菓子を購入する曜日を決める。
　　　　 　　（箱や袋のエネルギーは必ず見る。小袋タイプを買う。）
○　外出の時だけ食べる、また頂いたときだけ家で食べる。
○　お菓子から代替品にする。果物、乳製品。
　　　　　　 （夏ならトコロテン、冬ならふかし芋など）

　「たくさんの間食をしたから、ご飯を減らす」という方がいます。
　１回だけならよいのですが習慣になってしまうと、ご飯を減らすことにより、「お腹が早く空く⇒間食を食べる」という悪循環になってしまうので、本来のご飯はちゃんと食べておやつは少し、というサイクルに近づけて下さい。
　お菓子を先に食べたときの食事がボリュームのある場合は、ご飯は１～２口くらいはやはり少なめにしてみてください。
 
③　糖尿病について。看護師の話し


　


【第１６回　教室参加人数】
　
実　施　日
参加人数
第１６回
平成２２年５月１８日（火）
５人

たくさんの方にご参加いただきましてありがとうございました。
今後も、多くの方々の参加をお待ちしております。

きび診療所で行われる各種行事のお知らせは、これからも
きび通信、高知新聞、ホームページ等でご案内していきます。
  
 
   
 

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