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H22/7/1更新
きび診療所での各種イベントの紹介 No.23
 

平成22年6月18日(金)に行われた
第17回 腎臓病教室 の様子をご報告します。



今回の教室のテーマは、
《カリウムについて》

食事つきの腎臓病教室を行いました。


@ 検査の話し
 本日の検査の話しは・・・
     ◎腎臓はどこにあるのでしょうか?
     ◎腎臓の働きや仕組みにはどんなものがあるのでしょうか?
     ◎腎臓病の定期検査の1つであるカリウムについて
をスライドを使用して勉強しました。

  また、腎臓の機能が低下すると、カリウムの排泄がうまくいかずに血中に蓄積し、高カリウム血症になること等もお話ししました。

  腎臓の働きをこれ以上悪くしないためにも、
                    定期的な検査を受けましょう!!

【患者さんからの質問】
 腎臓を調べるには、どんな検査がありますか?

<回答>

  おもに血液検査と尿検査を行います。
  血液検査では、クレアチニン(Cre)、尿素窒素(BUN)、尿酸(UA)等を検査し、尿検査では、尿タンパクや血尿が出ているかどうかで知ることができます。
  さらに専門的な検査として、画像検査や腎生検等があります。







 
A 食事会、栄養と食事についてのお話し
 


 今回の昼食は、しいらの甘酢あんかけ、南瓜のマヨネーズ和え、
コーンスープ、夏みかんゼリー、 ご飯(110g)でした。

(エネルギー:622kcal、たんぱく質:16.7g、塩分2g、たんぱく単位5.5単位)

 しいらの甘酢あんかけは、野菜あんにしてボリュームをだしました。風味を出すために、レモン酢やバルサミコ酢を少量利用するのもおすすめです。

  レシピをご希望の方はスタッフまでお申し出下さい。


 

 カリウムはすべての食品に含まれていますが、制限を指示された方は調理で工夫します。
 生野菜や果物は小さく切った後に水にさらすことで、カリウムが流出します。芋類・豆類は、煮汁を使わないように煮こぼしてから調理します。嗜好品としては、抹茶やインスタントコーヒーにカリウムは豊富です。
 気をつけやすい点としては、毎食、続けて芋類や豆類を食べない。
 果物を1日に一気に食べてしまわない等です。

【一言メモ】   食べ物の”アク”
 アクは食品中に含まれているもので、食べ物にとって好ましくない味、色、においとなるものの総称として使われます。
アクを抜く方法は色々ありますが、”アクも味のうち”といわれる事もあり、からしの辛み成分、コーヒー、ココアのアルカロイドなどは、味として利用されています。
 
 
B 腎臓病について。医師の話し


 たくさん食べるな!!
 身体はなんにでも適用するようにできています。それもゆっくりと。

 ですから、身体に急に負荷をかけるような食事をとることはよくない、といった内容をお話しました。 



【第17回 教室参加人数】
 
実 施 日
参加人数
第17回
平成22年6月18日(金)
8人

たくさんの方にご参加いただきましてありがとうございました。
今後も、多くの方々の参加をお待ちしております。

きび診療所で行われる各種行事のお知らせは、これからも
きび通信、高知新聞、ホームページ等でご案内していきます。

 
 
   
 

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