安全で確実な医療を行い、患者さまに満足いただける診療所
   
H22/10/27更新
きび診療所での各種イベントの紹介 No.25
 

平成22年10月15日(金)に行われた
第21回 腎臓病教室 の様子をご報告します。



今回の腎臓病教室のテーマは、 《たんぱく質について》 です。

皆さんと食事つきの腎臓病教室を行いました。


@ 検査の話し
腎臓病の検査の代表として、
   ○尿たんぱく(尿検査で調べます)
   ○尿素窒素(血液検査で調べます)
   ○クレアチニン(血液検査で調べます)
についてお話ししました。

  腎臓病手帳に記載のeGFR(推算糸球体ろ過量)が、血清クレアチニンの数値と性別、年齢で算出できることを学習しました。これを知ることで、自分の腎臓濾過機能レベルを推定することができます。また例をあげて、表の見方も学習しました。
  ※eGFR値(推定糸球体ろ過値)とは、腎機能の指標です。

 実際に検査して出た自分の数値を食事療法等、今後の生活に役立てていただければと思います。



















 
A 食事会、栄養と食事についてのお話し
 


今回の昼食のメニューは・・・

<MENU> 

  栗ごはん(越のげんた米入り)
  レンコン入り豆腐の照り焼き
  ミニトマト
  卵入り春雨スープ
  梨
 


エネルギーは主食を含め、500kcal、たんぱく質16g、塩分2gです。

  レシピをご希望の方はスタッフまでお申し出下さい。


 
テーマ:たんぱく質について(管理栄養士:細川公子さんより)

  普段食べているさまざまな食品(28種類)のたんぱく質の量を知り、同じ野菜ジュースでもメーカーが違うとたんぱく質の量もかなり違う事を学習しました。

  また、今回のテーマであるたんぱく質については、Q&A方式で分かりやすく学習しました。

  お昼を食べすぎたら夜の食事を控える、上手に低たんぱく質食品(低たんぱく米)を使用する など工夫をして、無理のない食事療法を続けて行くことがポイントです!


<腎臓病の食事のポイント>            資料より

  たんぱく質の制限
  塩分の制限
  エネルギーを充分確保する
  リン、カリウムなど電解質にも注意する
  むくみや尿量が少ない時など水分の摂取にも注意する


 
 
B 腎臓病について。医師の話し


  腎臓に負担をかけないように食事をしましょう!

  制限ある食事をしなきゃ・・・と思わず、「1日3回治療が出来る」と思って食事をしてください。


生きとし生けるものすべての食材に塩は含まれているので、塩分を少なめ、だしをきかせて、上手に食事をするといいですよ。



【第21回 教室参加人数】
 
実 施 日
参加人数
第21回
平成22年10月15日(金)
9人

たくさんの方にご参加いただきましてありがとうございました。
今後も、多くの方々の参加をお待ちしております。

きび診療所で行われる各種行事のお知らせは、これからも
きび通信、高知新聞、ホームページ等でご案内していきます。

 
 
   
 

Copyright (C) KIBI-CLINIC All Rights Reserved.