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H23/8/1更新
きび診療所での各種イベントの紹介 No.37
 

平成23年7月22日(金)に行われた
第30回 糖尿病教室 の様子をご報告します。



==== 今回の糖尿病教室のテーマ ====

《アルコールと糖尿病 〜アルコールの摂取で気をつける事〜》


@ 検査の話し

 夏です!ビールがとっても美味しいですね。

 今回は検査のお話と、お酒と高血糖、お酒と低血糖についてもお話しました。

 お酒を飲むと、高血糖も低血糖もおこりえます。血糖コントロールを悪化させないよう、お酒は適量を守りながら楽しみましょう。









 
 

A 食事会、栄養と食事についてのお話し
 


今回の昼食は・・・

<MENU> 

ご飯
鶏肉のはちみつレモン煮
ピリ辛蒸し茄子
茶巾豆腐
ビールゼリー





【栄養士より一口メモ】
 夏野菜の代表「茄子」についてです。

 紫色の色素はアントシアニンとナスニンで強い抗酸化作用があり老化やがんを防ぐ効果が期待できるほか、目や肝臓の機能を向上させる働きや、血圧の上昇を抑える働きもあります。皮の部分に含まれていますので、調理の時にはなるだけ皮を残すようにしましょう。

 茄子を切った時に切り口が茶色くなるのはクロロゲン酸によるものですがクロロゲン酸にも抗酸化作用があるので、アントシアニンとの相乗効果が期待できます。

  全体に濃い紫でつやがあり、張りがあって弾力のあるもの。ヘタの切口がみずみずしいものを選ぶようにしましょう。

レシピをご希望の方はスタッフまでお申し出下さい。


  アルコールは体内でブドウ糖の代謝にさまざまな影響を与えます。
  インスリンの分泌を妨げたり、使われにくくなったり。
  その結果高血糖や低血糖を起こしてしまいます。又肝臓や血糖の代謝にもさまざまな効果を及ぼします。

《お酒を飲む時の注意点》
@ 適量を守る。 しつこく勧める人とは飲まない。
A 食事を楽しむための飲酒とする。 野菜や低エネルギーのおかずを食べながら飲む。
B ダラダラと飲まずに、週に2日は休肝日を作るようにしましょう。

1日の適量は次の通りです。

種類

量と目安

エネルギー

ビール

500ml 中びん 1 本

202 kcal

発泡酒

500ml ロング缶1本

227 kcal

日本酒

180ml 1合

185 kcal

焼酎

100ml 1 / 2カップ

142 kcal

ワイン

200ml 1カップ

142 kcal


 
B 糖尿病について。医師の話し


 アルコールは1g7.1キロカロリーと高カロリーの食品です。 エネルギーはありますがそのほかの栄養素はほぼ含まれていません。エネルギーの摂り過ぎとなってしまい高血糖となります。

 体の中にはいっての代謝は主に肝臓で行われます。アルコールの代謝が優先されそのほかの働きは低下してしまいます。そのため低血糖になってしまいます。

 1日の適量を守ると心血管死の危険性は飲まない人より低下する研究発表もありますが、適量を越すと危険度はグッと上がってきます。

  適量を守りながら楽しむお酒が「酒は百薬」と呼ばれる所以なのです。



【第30回 教室参加人数】
 
実 施 日
参加人数
第30回
平成23年7月22日(金)
7人

たくさんの方にご参加いただきましてありがとうございました。
今後も、多くの方々の参加をお待ちしております。

きび診療所で行われる各種行事のお知らせは、これからも
きび通信、高知新聞、ホームページ等でご案内していきます。

 
 
   
 

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