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H23/9/9更新
きび診療所での各種イベントの紹介 No.38
 

平成23年8月23日(火)に行われた
第31回 腎臓病教室 の様子をご報告します。



今回の腎臓病教室のテーマ
《塩分制限 〜カリウムについて〜》


@ 検査の話し
  今回は腎臓病検査であるカリウム(K)についてもお話しました。

  健康であればカリウムの多いものを多くとりすぎて高カリウム血症になることはありませんが、腎臓の機能が落ちてくると尿に排泄されず血液中にたまります。高カリウム血症は不整脈、心停止の原因になります。


  腎臓病の早期はほとんど自覚症状がないので、定期的に検査を受けましょう。

  カリウム(K)の値もチェックしてみましょう。
















 
A 食事会、栄養と食事についてのお話し
 


<今回の昼食のメニュー>

 
五目そうめん

  ミニかき揚げ

  ゴーヤの白和え

  なつかしデザート
(白玉団子) 



  レシピをご希望の方はスタッフまでお申し出下さい。



 カリウムはナトリウムと共にイオンバランスを調整し水分の調整や血圧の低下などをしている重要なミネラルです。 

  カリウムは海藻類・イモ類・野菜やきのこ・果物に多く含まれています。 又、カリウムは加熱に弱く、水に溶け出しやすい性質がありますので調理の時には長時間の加熱や水にさらすなどで損失してしまいす。

  体内では腎臓から排泄され、腎機能が低下している方には制限の必要な場合もありますので主治医にご相談ください。


【栄養士より一口メモ】
 最近緑のカーテンなどで注目のゴーヤ(にがうり)ですが、実には夏バテを防ぎ、疲労回復に効果もある夏野菜です。
  ゴーヤといえば独特の苦味ですが、ククルビタシンと呼ばれるものです。これには活性酸素を除去する作用があり動脈硬化を防ぎます。又免疫力を高めガンを抑制する働きがあるといわれています。 
  苦味の苦手な人には塩もみをするよりも、薄く切って水にさらしたり、ゆでたりさっと油でいためたりする方が美味しく食べられるようです。

 

 
B 腎臓病について。医師の話し

  カリウムは人間が生きていくために必要なミネラルです。

  ナトリウムと一緒になって身体の中で調整が行われ一定の割合を保ち色々な働きをしています。 しかし時には腎臓の働きや食事から乱れてくることもあります。

  減塩を心がけ、ナトリウムは減らし、体調に合わせてカリウムをとるようにしていきましょう。
 



【第31回 教室参加人数】
 
実 施 日
参加人数
第31回
平成23年8月23日(火)
7人

たくさんの方にご参加いただきましてありがとうございました。
今後も、多くの方々の参加をお待ちしております。

きび診療所で行われる各種行事のお知らせは、これからも
きび通信、高知新聞、ホームページ等でご案内していきます。

 
 
   
 

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