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H23/11/10更新
きび診療所での各種イベントの紹介 No.40
 

平成23年10月25日(金)に行われた
第33回 腎臓病教室 の様子をご報告します。



今回の腎臓病教室のテーマ
《 たんぱく質について 》


@ 検査の話し


  今回は腎臓病の検査のお話と、たんぱく制限についてもお話しました。

  たんぱく質は体を作るエネルギーとして使われた後、老廃物(尿素窒素など)となります。

この老廃物は腎臓からしか排泄できません。必要以上に摂ると腎臓に負担をかけてしまいます。たんぱく尿も増えます。腎臓病を進行させないためには、腎臓の仕事量を減らしてあげることが必要になってきます。

  たんぱく尿が出ていたり、高血圧が続くと、血清クレアチニンもいずれ遅れて悪くなってきます。検査結果もチェックしながら腎臓を守りましょう。
















 
A 食事会、栄養と食事についてのお話し
 


<今回の昼食のメニュー>


さんまの香り焼き

さつま芋のおろしあえ

小松菜としめじの ミルク煮

今川焼き風 



  レシピをご希望の方はスタッフまでお申し出下さい。



 たんぱく質は人間が生きていくために必要な三大栄養素の中の1つです。体内では筋肉や骨・皮膚や血液を作る材料となったり、エネルギー源や体の代謝を調整するなどの働きがあります。しかし使われた後の老廃物は腎臓から尿に溶けて排泄されます。

  機能低下した腎臓を保護するためには良質のたんぱく質を適量とる事で負担を軽くしていくことが大切になってきます。

【栄養士より一口メモ】
 秋は「寒さに備えて必要なエネルギーを蓄える」とでも言うようにいろいろ美味しい食べ物を与えてくれます。しかし、食べ過ぎてカロリーオーバーになりがちです。 
  気候も良い時期ですので、「食欲の秋」と「スポーツの秋」を一緒に楽しみましょう。

 

 
B 腎臓病について。医師の話し

 腎臓はいろいろな機能を持っています。そのひとつにザルのような器官でまだ身体に必要な糖やたんぱく質などをこしとり再吸収を行っています。そのザルの目が壊れて大きくなると再吸収する力が弱り、尿の中に漏れ出してしまいます。そうなると全身状態が悪くなってしまいます。 

  腎臓をよくする事だけでなく、ご自身の身体をいたわり、食事や生活習慣に少しづつ注意していくことで楽しい人生を送ることが出来るのです。
 



【第33回 教室参加人数】
 
実 施 日
参加人数
第33回
平成23年10月25日(金)
7人

たくさんの方にご参加いただきましてありがとうございました。
今後も、多くの方々の参加をお待ちしております。

きび診療所で行われる各種行事のお知らせは、これからも
きび通信、高知新聞、ホームページ等でご案内していきます。

 
 
   
 

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