安全で確実な医療を行い、患者さまに満足いただける診療所
   
H24/3/8更新
きび診療所での各種イベントの紹介 No.43
 

平成24年2月24日(金)に行われた
第37回 腎臓病教室 の様子をご報告します。



今回の腎臓病教室のテーマ
《 腎臓の働きについて 》


@ 検査の話し

 《腎臓の働き》
・ 尿として老廃物を出す
・ 体の水分量や電解質を調整
・ 血圧の調整
・ 赤血球を増やすホルモンを分泌
・ 骨の生成に必要な活性化ビタミンDをつくる

  このように腎臓はとても重要な働きをしていますが、悪くなっても自覚症状が出にくいめ、気付かないうちに進行していることも少なくありません。定期的に検査を受けることが大切です。

  腎臓の機能が低下すると、体に必要な物質がおしっこに出てしまったり、不要な老廃物が体内にたまってしまいます。血液検査や尿検査などを行うことにより腎臓の働き具合がわかります。











 
A 食事会、栄養と食事についてのお話し
 


<今回の昼食のメニュー>

ポテトンカツ

ほうれん草ときのこの卸しあえ

かす汁

ご飯

キウイ大福 


  レシピをご希望の方はスタッフまでお申し出下さい。

腎臓の機能を守る食事で大切なことは、

@塩分の制限・・高血圧は腎臓の機能を低下させます。
         食事からとる塩分を減らしていきましょう。

A質の良いたんぱく質を適度にとる。

      ・・たんぱく質の摂り過ぎは腎臓に負担を掛けて
        しまいます。良質 (動物性たんぱく)適量とる
        ようにしましょう。  

B十分なエネルギー量を確保しましょう。
      ・・砂糖やでんぷん製品・油を取り入れエネルギー
        アップしましょう。

以上を注意しながら食事治療を続けていきましょう。


【栄養士より一口メモ】
 今回、デザートに使用したキウイですが、1日に1個を目安に摂取すると1日に必要なビタミンCを補えます。最近見かけるようになったゴールドキウイは特に栄養価が高くビタミンCやEはグリーンのものの約2倍含まれています。
  ビタミンCには免疫力を高めウイルスに対する抵抗力をつけます。 インフルエンザなどが流行している時期には是非とって頂きたい食品の1つです。
  毎日の食事の中に取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

 
B 腎臓病について。医師の話し

  腎臓ではいろいろな仕事をしています。 そのひとつに血液をろ過して不必要な老廃物を体外に出す働きもそのひとつです。

腎臓は仕事量を増やすために血圧を上げて、血流量を増やします。そうなると血管には強い力がかかってしまい、ダメージを与えてしまいます。このような状態が長期間続いてしまうと脳や心臓の血管だけでなく腎臓の血管も傷めてしまいます。

  血圧を下げる最も効果のある治療は減塩です。 日本人が1日にとる塩分は11gといわれています。それを1日に6gまでに抑えると、血圧のコントロールは良くなってきます。 全身にある血管を大切にする事で腎臓も守れるのです。

 


【第37回 教室参加人数】
 
実 施 日
参加人数
第37回
平成24年2月24日(金)
4人

たくさんの方にご参加いただきましてありがとうございました。
今後も、多くの方々の参加をお待ちしております。

きび診療所で行われる各種行事のお知らせは、これからも
きび通信、高知新聞、ホームページ等でご案内していきます。

 
 
   
 

Copyright (C) KIBI-CLINIC All Rights Reserved.