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H24/8/14更新
きび診療所での各種イベントの紹介 No.49
 

平成24年7月27日(金)に行われた
第42回 糖尿病教室 の様子をご報告します。



==== 今回の糖尿病教室のテーマ ====

《 糖尿病とアルコール 〜飲むときの注意〜 》


@ 検査の話し

検査  検査のお話、

 アルコールと血糖値の関係、

 アルコールの飲みすぎが原因で起こる脂肪肝や心筋梗塞、脳梗塞などの危険性 についても知ってしただきました。

アルコールは良い面もありますが、間違ったのみ方をすると害になります。
定期検査もチェックしながらコントロールの悪化にならないよう注意しましょう。






 

A 食事会、栄養と食事についてのお話し
 



 今回の昼食は、

  ご飯 
  鯖と彩野菜甘酢あん
  華風冷やし茶碗蒸し
  ゴーヤのゴマ風味和え
  梅酒ゼリー


【栄養士より一口メモ】
夏バテ防止! 疲労回復に効果のあるクエン酸

 クエン酸は柑橘類などに多く含まれる酸味を感じる成分です。このクエン酸には疲労物質(乳酸)の生成を抑えたり分解を促進する働きがあります。
 又、夏に不足すると言われるカルシウムやマグネシウムと言ったミネラルと結びつき吸収されやすくする作用もあります。 更に神経疲労にも効果があり筋肉痛や肩こりの改善にも役立ちます。 夏はどうしても食欲が落ちますが、食欲の増進、肝臓の働きを高め肝臓病の予防・改善する事もあります。
 毎日の食事の中に上手に取り入れて、暑い夏を元気に過ごしましょう。

レシピをご希望の方はスタッフまでお申し出下さい。


 飲酒により食欲が増し、気分が大きくなりついつい高カロリーのおつまみを食べ過ぎてしまう。又、肝臓ではアルコールを分解する事を優先させるために低血糖を起こしたり、インスリンの分泌を阻害したり働きを悪くするなど血糖のコントロールには大きな落とし穴があるのです。

 1日の適量はビールなら500mlを1缶、日本酒なら1合、焼酎では100mlにとどめましょう。
 そして週に1〜2回の休肝日を作ってください。

 最近ではカロリーオフなどと表示しているものを多く見られてきましたがエネルギーや糖質が「0ゼロ」と言うわけではありません。
 どんな種類のアルコールでも少量なら薬になりますが多量になると健康を害するようになります。飲みすぎには注意が必要です。

 
B 医師の話し

糖尿病患者さんが飲酒しても良い条件は次の通りです。

@ 血糖のコントロールが良好
A 糖尿病治療薬を内服中でない
B 飲み始めても自分の意志で止められる
C 肥満でない
D 肝機能は正常範囲内
E 脂質異常症(特に高中性脂肪血症)を合併していない
F 膵炎や糖尿病神経障害など合併症がない

 適切な量を守りながら楽しんでいく事が大切になってきます。合併症などを引き起こしやすいものですので程ほどにしておいてください。



【第42回 教室参加人数】
 
実 施 日
参加人数
第42回
平成24年7月27日(金)
5人

お忙しい中、ご参加いただきましてありがとうございました。
今後も、多くの方々の参加をお待ちしております。

きび診療所で行われる各種行事のお知らせは、これからも
きび通信、高知新聞、ホームページ等でご案内していきます。

 
 
   
 

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