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H24/9/4更新
きび診療所での各種イベントの紹介 No.50
 

平成24年8月21日(火)に行われた
第43回 腎臓病教室 の様子をご報告します。



今回の腎臓病教室のテーマ
《 腎臓病とカリウム 〜カリウムって何?〜 》


@ 検査の話し
  今回はカリウムの働きや高カリウム血症についてもお話しました。

 高カリウム血症は不整脈、心停止の原因になります。

 腎臓に障害のある方は、カリウムの値にも注意して下さい。










 
A 食事会、栄養と食事についてのお話し
 


<今回の昼食のメニュー>

ご飯

おからのコロッケ

じゃが芋のカレー風味ソテー

にらと卵の酢醤油和え

チャイなプリン


  レシピをご希望の方はスタッフまでお申し出下さい。

 カリウムはナトリウムと共に体内の浸透圧を一定にしながら体内の水分の調節を行ったり、腎臓における老廃物の排泄を促したり他にもいろんな働きをししているミネラルです。

 多く含む食品は海藻類、次がイモ類。そのほか野菜やきのこ・果物などに多く含まれています。

 通常の食事では不足する事はありませんが、下痢や嘔吐などがある場合には不足する事もありますので注意が必要です。また、過剰摂取をしても尿から排泄されますが、腎機能の低下している方は高カリウム血症を起こす事もありますのでこちらも注意してください。


【栄養士より一口メモ】
 カリウムは体内で血圧を下げたり、むくみを取るなどの積極的に取りたいミネラルですが、腎機能の低下している場合などは制限する事もあります。
 カリウムは熱に弱く、水に溶けやすい性質を持っています。
 制限のある方は野菜やイモ類・豆類を調理する時には水煮したりして、茹で水を捨てて調理をすると80〜90%が溶出します。生野菜の場合も薄切りにして大量の水にさらしておく事で大部分は溶出します。
 カリウムは個人により必要な量が違います。ご自分の身体にあった量を調理を工夫しながら食べるようにしましょう。

 

 
B 腎臓病について。医師の話し

 カリウムは体内にたくさんあるミネラルです。

 通常過不足はありませんが、血圧を下げる為に利尿作用のある薬を長期に服薬している場合などは尿と一緒に排泄され続け、低カリウム血症となり、脱力感や食欲不振などが起こる場合があります。

 血液検査を行いながら服薬していく事も大切です。


【第43回 教室参加人数】
 
実 施 日
参加人数
第43回
平成24年8月21日(火)
10人

たくさんの方にご参加いただきましてありがとうございました。
今後も、多くの方々の参加をお待ちしております。

きび診療所で行われる各種行事のお知らせは、これからも
きび通信、高知新聞、ホームページ等でご案内していきます。

 
 
   
 

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