安全で確実な医療を行い、患者さまに満足いただける診療所
   
H25/7/16更新
きび診療所での各種イベントの紹介 No.55
 

きび しおっから食堂 1回目 の様子をご報告します。

 きびしおっから食堂は、普通の食堂ではございません。 毎回おいしい減塩食を食べながら行う勉強会です。

 塩の摂りすぎは 《 高血圧 》 の原因! そこで、あなたの1日の食塩摂取量を尿から測定し、自分で思っている量と検査の結果を比べて、減塩について学んでいきます。  しおっから食堂は4回コースです。


@ しおっから食堂の様子
 
A 食事とお話しの内容
 
第1回目 平成25年5月17日(金)
ご飯(130g) 、鯵のコチュジャン風味、 ヨーグルト白和え
セロリときのこのぺペロンチーノ、 小夏のゼリー

 ・エネルギー 543kcal  ・タンパク質 25.4g   ・塩分 1.8g

 日常の食生活の中でどのようなもので塩分を取っているのか自覚していただくために、10問程度のアンケートをとりました。その中には、外食の機会が多いや漬物・佃煮をよく食べるなどが問われていました。
 毎日何気なく食べているものに意外と塩分が多いこともあります。 もう1度、ご自分の食べている食事を見直してみましょう。
第2回目 平成25年5月31日(金)
かおり寿司、味つき手作りがんも
トマトのほんのり卵、しっとりパインケーキ

・エネルギー 565kcal  ・タンパク質 22.4g  ・塩分 1.7g

 減塩の食事が良いとわかっていても、全ての食事から塩分を減らしていくと物足りない食事になる事が多いようです。おいしく減塩食を楽しめるいくつかの工夫を紹介します。
・ 香味野菜や香辛料を利用する。
・ 酢や柑橘類の酸味を利用する
・ 油を使って、こくや香りを利用する
・ 麺類は汁を残す
・ 天然のだしをきかせる事で、薄味でもおいしく食べられます
第3回目 平成25年6月14日(金)
ご飯(130g)、豚肉のマスタード焼き
千切り大根の梅風味サラダ、コンニャクの山椒味噌煮
豆腐の酸辣湯風
 
・エネルギー 565kcal   ・タンパク質 22.4g   ・塩分 1.7g

 味は舌によって感じます。塩味もその一つで濃い味をおいしいと感じるようになっています。今回はその舌の感覚テストを行ってみました。
 テスト1は天然だしとうまみ調味料の飲み比べる。
 テスト2では塩分濃度の違う汁を飲んでどの濃度がおいしいと感じるか薄味・普通・濃味で飲み比べる。 
 野菜ジュース(塩分濃度0.8%)やスポーツ飲料も塩分を測ってみました。
第4回目 平成25年6月28日(金)
つけラー素麺、ミニかき揚げ
オクラの生姜醤油和え、牛乳わらびもち

・エネルギー 625kcal   ・タンパク質 23.5g   ・塩分 2.3g

 乾麺を製造する時に食塩をたくさん使います。しかし、大量の湯で上げてから十分に水さらしをすると95%ぐらい除去できます。
 つけだれを薄くし、つけ麺にするとかなりの減塩となります。たれの中には香味野菜や香辛料・胡麻などで香りやうまみをブラスする事でおいしく食べられます。
 食欲の落ちる夏場は、麺類を食べる機会も増えると思いますが、減塩を行いながらおいしく食べるようにしましょう。

レシピをご希望の方はスタッフまでお申し出下さい。

 
B 検査の話し

 毎回尿を採っていただき、1日にどれくらい塩分を摂っているか測定しました。

 検査結果を見て「こんなに塩分摂りゆうかよ!?」と驚きの声もありました。減塩を意識していた方でも、思っていた以上に塩分を摂っていたようでした。

 検査の結果、摂取量が増えていた時は「漬物食べ過ぎたかな」「外食のせいかな」などと食生活を振り返ってみました。そうすることにより、自分はどこで塩分を摂りすぎていたのかに気付くことができたと思います。また、買い物する時にナトリウムの表示を見るようになったなど、今まで以上に減塩を意識するようになったようです。

 高血圧治療、予防のためにはまず減塩です。1日の食塩摂取量6g未満を目指しましょう。



【しおっから食堂 参加人数】
 
実 施 日
参加人数
1回目
平成25年5月17日(金)
5人
2回目
平成25年5月31日(金)
7人
3回目
平成25年6月14日(金)
5人
4回目
平成25年6月28日(金)
7人

お忙しい中、ご参加いただきましてありがとうございました。
今後も、多くの方々の参加をお待ちしております。

きび診療所で行われる各種行事のお知らせは、これからも
きび通信、高知新聞、ホームページ等でご案内していきます。

 
 
   
 

Copyright (C) KIBI-CLINIC All Rights Reserved.