安全で確実な医療を行い、患者さまに満足いただける診療所
   
H25/9/19更新
きび診療所での各種イベントの紹介 No.57
 

きび しおっから食堂 2回目 の様子をご報告します。

 きびしおっから食堂は、普通の食堂ではございません。 毎回おいしい減塩食を食べながら行う勉強会です。

 塩の摂りすぎは 《 高血圧 》 の原因! そこで、あなたの1日の食塩摂取量を尿から測定し、自分で思っている量と検査の結果を比べて、減塩について学んでいきます。  しおっから食堂は4回コースです。


@ しおっから食堂の様子
 
A 食事とお話しの内容
 
第1回目 平成25年7月24日(水)
ご飯(110g) 、ポテとんかつ、オクラのおろしあえ
干し椎茸と南京の胡麻煮、ミニケーキ

 ・エネルギー 734kcal  ・タンパク質 19.6g   ・塩分 1.4g

 日常の食生活の中でどのようなもので塩分を取っているのか自覚していただくために、10問程度のアンケートをとりました。漬物や梅干・佃煮などは毎食や毎日食べないようにするだけで塩を減らすことが出来ます。
第2回目 平成25年8月7日(水)
チキンカレー、焼ききのこと長芋のサラダ
ちくわの磯辺揚げ、パインアイス

・エネルギー 698kcal  ・タンパク質 32.7g  ・塩分 2.4g

 市販のルーや合わせ調味料の中には塩分やうまみ調味料がたくさん入っています。カレールーで作ったものの中には1.8〜2.2gの塩分が入っています。また、家で作る時には隠し味でケチャップやウスターソースなどを入れる場合があると思います。この中にも塩分は入っています。合わせると1皿で3g以上の塩分を取る事になります。ルーは少し使い、カレー粉などで風味をつけるようにするとおいしく安心して食べる事のできる一皿になります。
 今回のメニューのレシピも用意していますのでぜひ、試してみてください。
第3回目 平成25年8月21日(水)
ご飯(110g)、鯵の胡麻焼き、豆腐の茶碗蒸し
ししとうのポン酢和え、さつま芋のオレンジジュース煮
 
・エネルギー 570kcal   ・タンパク質 23.6g   ・塩分 1.2g

 味は舌によって感じます。塩味もその一つで濃い味をおいしいと感じるようになっています。今回はその舌の感覚テストを行ってみました。
・テスト1では天然だしとうまみ調味料の飲み比べる。
・テスト2では塩分濃度の違う汁を飲んでどの濃度がおいしいと感じるか薄味・普通・濃味で飲み比べる。 
 テスト1では、やはり昆布と鰹節で取っただし汁の方がおいしく、後味もすっきりとしていました。
 テスト2では、おいしく感じる濃さが人により違いました。
 舌の感覚は変化しています。薄くてもおいしく感じる舌を作ってください
第4回目 平成25年9月4日(水)
五目素麺、豆腐とツナの落とし揚げ
ゴーヤのゴマ風味和え、ほうじ茶プリン

・エネルギー 543kcal   ・タンパク質 24.0g   ・塩分 1.8g

 減塩の食事が良いとわかっていても、全ての食事から塩分を減らしていくと物足りない食事になる事が多いようです。おいしく減塩食を楽しめるいくつかの工夫を紹介します。
・香味野菜や香辛料を利用する
・酢や柑橘類の酸味を利用する
・油を使って、こくや香りを利用する
・麺類は汁を残す
・天然のだしをきかせる事で、薄味でもおいしく食べられる

レシピをご希望の方はスタッフまでお申し出下さい。

 
B 検査の話し

 毎回尿を採っていただき、1日の食塩摂取量を測定しました。

Aさんは検査前日に漬物を我慢してみたり、Bさんは検査前日の飲み会で「どれくらいの値になるか、普段どおり飲んで食べてみた。」などと、食塩摂量の結果をそれぞれの減塩生活に役立てていただけたと思います。

 日本高血圧学会による高血圧治療ガイドラインでの減塩目標値は1日に6g未満です。薄味にしているという方でも、測定してみると6g未満は達成できていませんでした。

 まずは必要以上に塩分を摂り過ぎていることを自覚することが、減塩の第一歩です。



【しおっから食堂 参加人数】
 
実 施 日
参加人数
1回目
平成25年7月24日(水)
5人
2回目
平成25年8月 7日(水)
5人
3回目
平成25年8月21日(水)
2人
4回目
平成25年9月 4日(水)
4人

お忙しい中、ご参加いただきましてありがとうございました。
今後も、多くの方々の参加をお待ちしております。

きび診療所で行われる各種行事のお知らせは、これからも
きび通信、高知新聞、ホームページ等でご案内していきます。

 
 
   
 

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