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H26/6/11更新
きび診療所での各種イベントの紹介 No.61
 

平成26年4月25日(金)に行われた
第54回 腎臓病教室 の様子をご報告します。



今回の腎臓病教室のテーマ

《 減塩について 〜塩取りすぎていませんか?〜 》


@ 検査の話し

“ 塩と血圧 ”の話を聞いていただきました。

心臓は、ポンプのように拡張と収縮を繰り返し、酸素を含んだ血液を全身の血管に送り出しています。送り出された血液が血管内を流れるときに血管にかかる圧力が血圧です。

塩を摂りすぎると、血圧が上がります。高血圧が続くと、脳卒中や心筋梗塞、慢性腎臓病になることがあります。

毎日の食事で上手に減塩して血圧を下げましょう。











 





A 食事会、栄養と食事についてのお話し
 


<今回の昼食のメニュー>

ごはん

かつおの青じそ巻きフライ

キャベツときくらげの辛子酢和え

トマトの甘酢卸し合え

生姜ババロア


総エネルギー

たんぱく質

 塩分  ・ ナトリウム 

546kcal

27.6g

1.7g  ・ 770mg

レシピをご希望の方はスタッフまでお申し出下さい。

健康な生活を送るためには口から入る塩を制限することが必要となってきます。ちょっとした工夫で豊かな食事となり長く続けていけます。いくつか紹介します。

 @ 鮮度の高い食品を使用・・・薄味でもおいしく食べられます

 A 香味野菜・香辛料を利用・・・大葉・生姜・みょうが・わさび・辛子・七味・こしょう

 B 酢・柑橘類の酸味を利用・・・レモンやゆの酢など 料理では酢の物やマリネを

 C 麺類・どんぶり物は避け、スープも残す

 D だしの利用・・・昆布や鰹節・干ししいたけなどはおいしいうまみが沢山あります。

 うまみ調味料(ほんだし・中華味・コンソメなど)やあわせ調味料にはうまみと一緒に塩が入っています。できるだけ使用しないようにしましょう。



【栄養士より一口メモ】
 減塩を成功させるためには、うまみを生かした味付けが重要になってきます。

 次のようなものに入っていますので活用してください。

■うまみ成分の多く含まれる食品■

グルタミン酸

 昆布・チーズ・緑茶・海藻類・魚介類・野菜類(トマト・玉葱)など

アスパラギン酸

 野菜類(アスパラなど)・味噌・醤油 など

イノシン酸

 煮干し・かつお節・しらす干し・魚介類・肉類など

グアニル酸

 干し椎茸・きのこ類・肉類 など

アデニル酸

 魚介類・肉類 など


また、種類の違ううまみを合わせて使うことで、うまみはより強くなります。

 

 


【教室参加人数】
 
実 施 日
参加人数
第54回
平成26年4月25日(金)
3人

たくさんの方にご参加いただきましてありがとうございました。
今後も、多くの方々の参加をお待ちしております。

きび診療所で行われる各種行事のお知らせは、これからも
きび通信、高知新聞、ホームページ等でご案内していきます。

 
 
   
 

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