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H26/8/19更新
きび診療所での各種イベントの紹介 No.63
 

平成26年6月12日(金)に行われた
第56回 腎臓病教室 の様子をご報告します。



今回の腎臓病教室のテーマ

《 脱水について 〜上手に水分補給できていますか?〜 》


@ 検査の話し

 今回は尿を摂っていただき、1日にどれくらい塩分を摂っているか測定してみました。日本人の食塩摂取量は多いといわれていますが、やはりみなさん多く摂っているようでした。

 塩分の多いものを食べたりして体内に塩分が増えすぎると、濃度を一定に保つため細胞内の水分が血液中に流れ込んで血液量を増やします。そのため血圧が上がります。
 高血圧の状態が続くと腎臓にも負担をかけ、腎臓病を悪化させてしまいます。
 塩分制限は腎臓病の食事療法の基本でもあります。

 これから暑くなってきますので、こまめな水分補給は大切ですが、スポーツドリンクなどには塩分が入っています。必要以上に塩を摂りすぎないよう注意してくださいね。










 

A 食事会、栄養と食事についてのお話し
 


<今回の昼食のメニュー>

ごはん

サラダそうめん

鮭のゴマ焼き

豆苗と椎茸の辛子醤油和え

とろとろゼリー


レシピをご希望の方はスタッフまでお申し出下さい。

 人間の体は60%が水でできています。その水分が不足した状態をのことを脱水といいます。対応が遅れると命の危険を招くこともあります。
 上手に水分補給を行い、脱水を起こさないように工夫をしましょう。

上手な水分補給法  
いつ飲む? 寝起き・就寝前・入浴前など汗を良くかく前後に補給してください。
どのくらい飲む? 成人が必要な量は1.5リットル〜2リットルといわれています。
何を飲む? 食事が取れている場合は、水かお茶で十分です。 スポーツ飲料やジュースなどは塩分や糖分が沢山入っています。飲みすぎると体重の増加を招きます。ほかにも、アルコールには脱水作用があり水分を体外に排泄してしまいます。
どのように飲む? 一気に飲まず、こまめに1口づつかむようにして飲んでみてください。また、あまり冷たい物は体を冷やしたり、消化器官を弱らせ手しまいます。常温や暖かいものも飲んでみてください。


【栄養士より一口メモ】
夏の塩分取りすぎに注意

 夏、暑くなると麺類を食べる機会が増えると思います。 気になるのは塩分の取りすぎです。素麺などは麺の中にも塩分があり、つゆにつけて食べます。
 麺の中の塩分は大量の水でよく湯がき、水でよく洗い流すことで乾燥素麺100g中5.8gが素麺100g中0.3gまで減らすことができます。 また、つゆも市販のものには塩分の多いものも沢山あります。ぜひ自家製のものでおいしく食べてください。

 

 


【教室参加人数】
 
実 施 日
参加人数
第56回
平成26年6月12日(木)
4人

たくさんの方にご参加いただきましてありがとうございました。
今後も、多くの方々の参加をお待ちしております。

きび診療所で行われる各種行事のお知らせは、これからも
きび通信、高知新聞、ホームページ等でご案内していきます。

 
 
   
 

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