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H27/3/17更新
きび診療所での各種イベントの紹介 No.65
 

平成26年10月21日(火)に行われた
第59回 腎臓病教室 の様子をご報告します。



今回の腎臓病教室のテーマ

《 タンパク質について 〜こんなものにもたんぱく質〜 》


@ 検査の話し

 腎臓1つには100万個ものネフロンという濾過装置があり、大切な働きをしていることを学習しました。

 腎臓は血液を濾過して、老廃物を尿として排泄しています。たんぱく質は体内に必要なアミノ酸になりますが、必要以上に摂ると老廃物となり、腎臓に負担をかけてしまいます。不足してはいけませんが、たんぱく質を多く摂りすぎないことも腎臓病の進行を遅らせるために大切です。

 老廃物をなるべく減らして、腎臓への負担を軽減させてあげましょう。










 

A 食事会、栄養と食事についてのお話し
 


<今回の昼食のメニュー>

ごはん

鶏のホイル焼き 
  マスタード風味

小松菜としめじの
  ミルクあん煮

さつま芋と柿のおろし和え

春雨のスープ

芋餅のあべかわ

総エネルギー タンパク質 塩分
664kcal 25.6g 2.3g


レシピをご希望の方はスタッフまでお申し出下さい。

 たんぱく質って・・・
 人間が生きていくために必要な三大栄養素の中のひとつです。体の中では筋肉や骨・皮膚や血液を作る原料となったり、エネルギー源や体の代謝を調整するなどの働きがあります。

 使われた後は老廃物となり、腎臓から尿に溶けて排泄されます。腎臓の働きが低下していると、健康を維持することが難しくなります。
 そこで、食事の中のたんぱく質を調整することが必要となります。現在の食事では気が付かないうちにとってしまうこともあります。

次にあげるような食品は注意してください。

@1日のうちに必ず食べるもの。
   主食(ご飯やパン等)や飲み物(野菜ジュースなど)
A隠れて入っているもの。
    惣菜や加工品・菓子類
B何気なく口にするもの。
   水分の少ないもの、ナッツ類など
C 味料やドレッシング類。
   味噌類・たれや○○の素など

ご自分の食事を思い出してみてください。案外と食べているはずです。


【栄養士より一口メモ】
柿 秋の味覚には栄養素がたっぷり

 秋になり、柿の沢山取れる時期になりました。
 甘さの影に隠れがちですが、柿には多くの栄養素が含まれています。ビタミンC・β―カロテン・ビタミンB1・カリウム・食物繊維などほかの食品に比べても含有量が多いのが特徴です。また特有の成分としてシブオールとアルコールデヒドロゲナーゼがあり、シブオールは血圧を安定させ、アルコールデヒソロゲナーゼにはアルコールの分解を促進してくれます。
 しかし、食べ過ぎると糖分が多いこともあり体重が増加してしまうので注意が必要です。通常1日に中ぐらいの大きさのものを1個が適量とされています。

 

 


【教室参加人数】
 
実 施 日
参加人数
第59回
平成26年10月21日(火)
7人

たくさんの方にご参加いただきましてありがとうございました。
今後も、多くの方々の参加をお待ちしております。

きび診療所で行われる各種行事のお知らせは、これからも
きび通信、高知新聞、ホームページ等でご案内していきます。

 
 
   
 

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